SNSやネットで、[ 不登校は親のせい ] といった発信を見ると、そんな訳……💦と思うと共に、
不登校のお子さんを持つ保護者に、この発信が届かない事を願います。
その理由は、不登校や登校しぶりのお子さんを持つ保護者の多くは、「自分の関わりが悪かったのか」とご自身を責めてしまう傾向があるからです。
今回は、そのような思いを抱えている保護者に、ぜひ知って欲しい大切な視点をお伝えします。
【 不登校の原因は1つではない 】
不登校は、さまざまな状況やきっかけが重なって起きるものです。
お子さんのことも、ましてや保護者のことも見ていない中、原因=保護者と断定できるわけがありません。
実際、専門家の視点から見ると、不登校には以下のような要因が重なりやすいことがわかっています。
先にお伝えしておくと、「こんなにたくさん?!」と感じると思います。
ただ、これ以外にもさまざまな要因が絡むことがあり、以下は一例にすぎません。
【 学校生活 】
- 友人関係をめぐる問題
- 先生との関係
- 学業の不振
- 進路・就職にかかる不安
- 学校の規則をめぐる問題
- クラス・部活動への不適応
- 転校・進級時の不適応
【 家庭 】
- 生活環境の急激な変化
- 親子関係をめぐる問題
- 家庭内の不和
【 本人 】
- 不安症など気分が落ち着かない
- 無気力
- 素行不良
- 病気による欠席
- 意図的に登校を拒否
【 原因が分かれば解決できる? 】
なぜ不登校になったのか、その原因を取り除けば登校できるはず!!
心理支援に関わる前の教員時代、そう思っていました。
ただ実際に、不登校支援に関わると、お子さん自身も「なぜ学校に行けないのか分からない」というケースがほとんどです。
その「なぜ?」をお子さんや保護者と一緒にゆっくり紐解いていく。
そうする事で、こじらせずに再登校に導いてきました。
「なぜ… どうして……」
直接お子さんに問いただすのではなく、ぜひ専門家と一緒に『解決のヒント』を探す時間にあててほしいと思っています。
【 ひとりで抱え込まないで 】
毎日、揺れ動くお子さんの状況や気持ちに向き合っていると、
お母さん・お父さん自身の気持ちが疲れてしまうことがあります。
その疲れをうまく消化できず抱えていると、表情や雰囲気で子どもはすぐに察してしまいます。
まずは、お子さんを支えるお母さん・お父さん自身の心を整えること。
これが何よりも大切です。
『家庭のことなので、家族で解決しないといけないと思っていました。もっと早く相談すれば良かったです…』
この言葉を、何人もの保護者からお聞きしました。
ひとりで抱えず。
一緒に解決の糸口を探していきましょう。
~ひろ~